2021年現在はマツダ3にフルモデルチェンジし、旧型となったマツダアクセラの後期型を今回試乗する事となった。
エンジンは、1500CCと2000CCのガソリンエンジンと1500CCと2200CCのディーゼルエンジンの
4種類のエンジンがあり、今回試乗するモデルは、1500CCのガソリンエンジン車となります。
下位エンジンのグレードでも期待を裏切らない走りと内外装の質感の高さでした。
YouTube動画でもご視聴いただけます。
マツダアクセラスポーツ15Sスペック
車種名 | アクセラ |
グレード | 15S |
排気量 | 1496CC |
ミッション | 6AT |
エンジン | P5-VPS |
最高出力 | 111ps/6000rpm |
最大トルク | 14.7kg-m/3500rpm |
全長 | 4470mm |
全幅 | 1795mm |
全高 | 1470mm |
車両重量 | 1280kg |
車両価格 | 195万4800円 |
動力性能
発進加速=★★☆☆☆
マツダアクセラスポーツの中では、1500CCガソリンエンジンで一番パワーのないエンジン。
重量が1300kgに迫る1280kgという事で、エンジンパワーに対し車重が重たいか心配・・・
少々重たい出だしなのかと想像しながら、アクセルを踏んで加速してみました。
予想通り、アクセルの踏み込みに対し車重が影響し、ややパワー不足を感じました。
最近試乗したトヨタライズの1000CCターボの方が、俊敏で素早い加速をする。
少々期待外れかな?と思ったが、
少々パワー不足を感じたものの、オルガン式のアクセルペダルは踏み応えが良く、
6速ATの回転フィールもよく、エンジンも4気筒ではありますが、スポーティーな音がする。
さすがはマツダのスポーツカー、ロードスターと同じエンジン!
そこらの他社の同クラスのエンジンと比べ、エンジンの音質もいいし、
6速ATの制御もいいので、アクセルをどんどん踏んで加速したくなる車です。
発進加速の評価はダウンサイジングターボみたいな俊敏な出だしではないが、
アクセルを踏みこむ楽しさがあり、6速ATのフィーリングも良いので発進加速は2点としておきます。
中間加速=★★☆☆☆
発進加速は、少し重たい出だしの加速感でしたが、中間加速ではどうなのか?
いつものようにある程度の速度域からアクセルをやや強めに踏んで加速してみると、
6速ATのダイレクト感もあり、排気量の割に加速の伸びも感じられ、発進加速より好印象でした。
またアクセルを強めに踏んだ時のエンジン音も発進加速同様にスポーティーな音がする所もこの車のいい所!
しかし、所詮は1500CCのノンターボエンジンなので、パンチ力や絶対的な加速力はないので、中間加速の評価は3点に近い2点としておきます。
追い越し加速=★★☆☆☆
今回の試乗では高速試乗や追い越し加速をする場面がありませんでしたが、
中間加速同様、アクセルを床まで踏み込んだ時の加速の伸びやダイレクト感などは良い所だが、
やはり1500CCの普通のエンジンなので、高速域でのパンチ力にはあまり期待できないので、全開加速の評価は2点としておきます。
ハンドリング=★★★☆☆
下位グレードでしたが、革巻きハンドルを装備しており、程よい太さで握りやすいハンドルでした。
ステアリングホイールのデザインも良く、ハンドルも軽すぎず、重すぎず、程よい重さです。
真っすぐ走っていてもハンドルが左右にぶれる事なく安定しています。
またコーナーに入っても頭の入りがよく切れ味のよいハンドリングで、非常に安定した走りができます。
ハンドリングの評価は3点としておきます。
ブレーキ=★★★☆☆
ブレーキ性能は軽めに踏んでもしっかりと停まるし、
強めに踏んでもしっかりと停まるので、
ブレーキの評価は3点としておきます。
乗り心地=★★★☆☆
車高の低いハッチバックタイプの車なので、整備された綺麗な道では揺れも少なく快適な乗り心地です。
荒れた路面や凸凹した道では上下の揺れを少し感じますが、揺れの収束もそこそこ速く快適に走行できます。
もちろん横揺れもほとんどしないし、非常に乗り心地の良い車に仕上がっております。
乗り心地の評価は4点に近い、3点としておきます。
静粛性=★★★☆☆
エンジンを始動した直後は結構エンジン音が大きめだが、
車を走らせてみると巡行時はエンジン音も静かで外からの音もあまりしない。
このクラスにしては遮音性も高い部類であり、ロードノイズや風切り音もそこそこ抑えられております。
静粛性の評価は3点としておきます。
エンジン音=★★★☆☆
マツダの直列4気筒エンジンのサウンドはやっぱりいい音するね~
V型6気筒と比べると4気筒なのでその程度の音ですが、
なかなか低音でスポーティーな音がします。
エンジン音の評価は3点としておきます。
エクステリアの質感=★★★☆☆
エクステリアは人によって評価が変わる部分がありますが、
マツダ車らしい美しいデザインをしております。
特にマツダカラーであるソウルレッドだと2割増しぐらいかっこよくみえます。
今回試乗したマツダアクセラは旧型ですが、デザイン性が良いので現行車のように見えます。
正面から見ると格上のアテンザに似ているイケてるデザインだが、全長が短いためサイドビューは少し物足りない部分もあります。
エクステリアの評価は3点としておきます。
インテリアの質感=★★★☆☆
ベースグレードですが、200万円しない車の質感としてはトップクラスの質感をしていると思います。
プラスチッキー感がないし、旧型ではありますが内装の設計もかなり良く設計されてる。
シフトレバー周りやマツダコネクトの操作スイッチ周りの質感はかなり高いものとなっております。
しかし、その近くにある手動式のパーキングブレーキが少し残念な部分でもありますが(笑)。
まあ~スポーティーでMT車のような車だと思えば良いかな~(笑)
また革巻きハンドル触り心地がよかったり、ステアリングホイールのデザインがよかったり、
エアコンのダイヤルやその周辺のスイッチ類の押し心地もなかなか良い感じでした。
ドアの内張やダッシュボードにもソフトパッドが使用されておりプラスチッキー感がなく素晴らしい質感となっております。
マツダアクセラは高級感というよりはスポーティーな内装なので、インテリアの評価は3点としておきます。
車内の広さ=★★★☆☆
基本的には車内の広さというよりデザインを重視したインテリアとなっております。
運転席側はやや狭く、包まれているような広さとなっています。
後部座席は頭上や足元にも余裕があり、大人4人ぐらいなら十分なスペースがありました。
車内の広さの評価は3点としておきます。
装備=★★☆☆☆
下位グレードにあたるモデルですが左右独立式エアコンを完備していたり、MTモードやスポーツモードなどの走行モードが付いていたり、そこそこの装備がついていました。
装備の評価は2点としておきます。
総評・まとめ=★★★☆☆
マツダアクセラスポーツは、1500CCガソリンエンジンという事で特別パワーやトルクがあるわけではありませんが、内外装の質感も高く、特に欠点というべき箇所がなく、コストパフォーマンスが高い車に仕上がっております。
ベースグレードの動力性能に不満があれば、ディーゼルターボエンジンや2000CCを選べという事なのでしょう。
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