日産フーガ250GT後期型試乗インプレション&内外装評価

日産

日産の高級セダンと言えば、Y51フーガ

2009年に登場したモデルですが全く持って古さを感じないし、高級感がありレクサス輸入車と勝負できる素晴らしい車に仕上がっております。

エンジンは2500CC3700CCのガソリン車と3500CCのハイブリッドエンジンがあり、全てV型6気筒エンジンを搭載しています。

今回はその中で一番排気量の小さいベースモデルでもある、250GTを10項目に分けて5段階評価していきます。

YouTube動画でも見たい方はご視聴よろしくお願いいたします。

【NISSAN FUGA】日産 Y51 フーガ 250GT後期型 「試乗レポート&内装&外装評価!」加速のいい高級車 クラウンやレクサスよりいい?
車名日産Y51フーガ
グレード250GT
排気量2495CC
ミッション7AT
エンジンVQ25HR
最大出力225ps/6400rpm
最大トルク26.3kg-m/4800rpm
全長4980mm
全幅1845mm
全高1500mm
車両重量1710kg
車両価格502万7000円

動力性能

発進加速=★★★☆☆

V型6気筒エンジンの弱点とも言われている発進時のもたつき感があるものの、走り出しは非常に滑らかでFR車、独特の後ろから押されるような加速感は病みつきになります。

2500CCとしては普通の発進加速だが、V6エンジンのサウンドが心地良く入ってくるので、ちょっとしたもたつき感も、もはやどうでも良くなります。

ダウンサイジングターボみたいな太いトルク感はないものの、7速ATの制御もよく加速の盛り上がりが良いので、発進加速の評価は平均点以上の3点としておきます。

中間加速=★★★★☆

発進加速はトルクの太さというより、回転フィールの良さが目立ちました。

果たして中間加速はどうなのか試してみました。

ある程度の速度域からアクセルを強めに踏んで加速してみると、若干のタイムラグはあるが、225馬力とパワーが十分以上にあるので、いったん加速し出してしまえばかなりのパンチ力があり気持ちの良い加速感を味わえます。

流れの良い片側2車線から3車線の快走路では、持ち前のパワーで追い越しなども楽々と行える。

250GTでも一旦加速し始めれば重さも感じないね・・・。

中間加速の評価は、十分というかパンチの利いた加速をするので4点としておきます。

追い越し加速=★★★★☆

今まで何回も高速での合流加速や追い越し加速を試しましたが、やはりV6エンジンで225馬力あるのは大きなメリットだね。

踏み込んだ時の加速力はパンチ力があり、なかなか凄いものがあります。

日産のVQエンジンは2500CCでも最大7500回転まで回るので、V6エンジンの音の迫力が増してくるし、アクセルを全快にした時の加速力は、惚れ惚れとするものがあります。

全開加速の評価は250GTでも十分かつ、パンチ力があるので4点としておきます。

発進加速、中間加速、全開加速の評価で約4点としましたが、5点をつけるまでにはいかなかった。

2500CCのノンターボエンジンではこれ以上ない高評価だと思っております。

5点をつけるとなると3500CC以上のスペックが必要になるので250GTとしては期待以上の動力性能の評価となりました。

ハンドリング=★★★★☆

全長が長めの高級セダンですが、FR車らしい頭の入りのよいクイックなハンドリングで良く曲がります。

5メートル近くあるバカ長い車がこんなに曲がるのかよ?と思う程切れ味の良いハンドリングです。

革巻きハンドルも握りやすく、やや重めでしっかりとしたハンドリングで高速域でもハンドルが左右に揺られる事もなくまっすぐ走ります。

ホイールベースも長いのでかなりのスピードで走っても直進安定性が高く安定感があります。

また交差点やコーナーをある程度の速度で曲がってもしっかり感があり、ハンドルを曲げた時の感触も良く非常に安定して曲がります。

ただ真っ直ぐ走っていても、ちょっとした交差点でハンドルを切るだけでも楽しいそんな車です。

安定感が抜群に良いのに加えハンドルを切る楽しみがあるので、ハンドリングの評価は4点としておきます。

ブレーキ=★★★★☆

軽めにブレーキをかけても強めに踏んでブレーキをかけても自分が思い描いていたように止まるので、ブレーキの評価は4点としておきます。

乗り心地=★★★★☆

高級セダンの部類に入る車ですが、結構足回りは硬めな車です。

荒れた路面では、トヨタの高級セダンクラウンと比べ多少の突き上げ感があり、乗り心地は悪いが、揺れの収まりは早くうまくショックを丸められている印象でした。

高級セダンとしては硬めな乗り味ですが、乗り心地は良い部類なので、乗り心地の評価は3点に近い4点としておきます。

エンジン音=★★★★☆

日産のVQHRエンジンは最高な音質をします。

V6エンジンで低回転から気持ちの良いサウンドが聞こえてくるし、これに乗った後にコンパクトカーなどの4気筒エンジンに乗るとエンジン音がしょぼく感じてしまうくらい良いエンジン音がします。

4000回転以上回すとさらに音が大きく官能的な音に変わります。

エンジン音が良いのでMTモードで高回転まで引っ張ったり、シフトダウンしたりして楽しめます。

エンジン音の評価は4点としておきます。

エクステリアの質感=★★★★★

エクステリアは、高級感とスポーティーを両立した素晴らしいデザインをしております。

後期型になりフロントグリルやヘッドライトの形状が変わったり、リアのテールランプのデザインが変わり、より存在感の増したデザインとなりました。

スカイラインと似ていると言われておりますが、実際みてみるとフーガの方が大きく迫力のあるエクステリアをしております。

輸入車が相手であろうと全く引けをとらないエクステリアなので、エクステリア評価は5点としておきます。

インテリアの質感=★★★★☆

現行フーガは、2009年登場した車なので、インテリアのデザインは、他の同じクラスの高級セダンと比べ設計が古いかといえば、古く感じてしまいます

ナビの画面が小さかったり、メーターのデザインが今風のデザインでなかったり、ボタンが多かったりと、設計の古い部分がありますが、質感が低いかというと、そうとも言えません。

むしろ質感は非常に高い部類に入ると思います。

シートの形状もいいし、エアコンやパワーウインドウスイッチの押しご心地も良いし、ダッシュボードやドアの内張などの質感も非常に高く高級感があります。

インテリアの質感は設計が古い事を考慮に入れても4点としておきます。

車内の広さ(運転席・後席)=★★★★☆

車内がミニバンみたいに広いというわけではないが、運転席もかなりの空間があるし、後部座席に座っても頭上や足元にも余裕なスペースがあり、十分な広さがあると思いました。

装備=★★★★☆

4種類の走行モードの他に、360度アラウンドビューモニターやフォレストエアコン、オットマンなど装備がかなり充実しております。

しかし残念な点としては、なぜか日産にはいつもスポーツグレード以外パドルシフトがついていない事です。

フーガは高級車ではありますが、走れる高級セダンなので、ベースグレードからでもパドルシフトを標準装備してほしかったです。

総評・まとめ=★★★★★

とにかく素晴らしい車!走りが良くて、内外装も高級感があり、私の理想的な車に仕上がっております。

2500CCでも車両価格が500万円以上するので高く感じますが、後期型でも中古で状態の良い車体が200万円ぐらいで購入ができます。

どんな人にお勧めな車かというと、独身で手ごろな価格で高級車に乗りたい人やドライブが趣味な人、そして後部座席なども広いので家族持ちの人にもお勧めできる車です。

中古車として乗るには非常に価格も安く、高級感もあり、走りも良く、エンジンもV型6気筒エンジンなので、総合的な評価をつけるとすると満点となる5点としておきます。

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