今回はV型6気筒エンジン車を購入する時によく迷う2つのエンジンについて語ります。
V型6気筒には、基本的に2500CCと3500CCのグレードがあります。
2500CCと3500CCのそれぞれのメリットやデメリットについて語っていきます。
V型6気筒の2500CCと3500CCでは、新車時の価格差が50万円~100万円の差があります。
YouTube動画で見たい人は、下記リンクからご視聴よろしくお願いいたします。
中古で購入するなら迷わず3500CCを選びましょう
しかし中古車になると、2500CCも3500CCも同じぐらいの価格になります。
中古で購入する場合は迷わず、3500CCをお勧めいたします。
中古で2500CCを購入すると、3500CC程のメリットはありません。
それでも2500CCのグレードでも中古高級車セダンは、かなりお買い得な価格となっています。
V型6気筒2500CCと3500CC、一部3700CCを搭載する車といえば、レクサスのISやGS、トヨタのクラウンやマークX、日産のフーガやスカイラインあたりが該当します。
他には、ホンダレジェンドやインスパイアのV型6気筒の3500CC。
スバルレガシィの水平対向6気筒の3000CCなどがあります。
それでは、V型6気筒の2500CC、3500CCのそれぞれのメリットについて語ります。
最初にV型6気筒2500CCのメリットについて先にお話しします。
V型6気筒2500CCのメリット1つ目=高回転まで回して楽しめる事
加速はともかく高回転まで回してV6サウンドを堪能するとなると、2500CCのほうが楽しめます。
3500CCは、パワーやトルクがかなりありますが、その分アクセルをあまり踏まなくても加速します。
3500CCは、市街地走行で高回転まで回す機会が2500CCと比べ少ないです。
また、私のYouTubeチャンネルの視聴者様の話ですと、V36スカイラインの250GTと350GTでは低速時のV6サウンドの音が違うそうです。
低速時の音は、250GTのほうが良いと言っておりました。
トヨタのGRエンジンもですが、同じ型式のエンジンでも排気量によってエンジン音が違ってくるようです。
アクセルを踏んで回して、V6サウンドを楽しみたい人には、2500CCをお勧めいたします。
2500CCですら市街地の法定速度内では、パワーを持てあまします。
V型6気筒2500CCのメリット2つ目=3500CCと比べ維持費が安い事
維持費が安いといっても、あまり差はありませんが、3500CCよりは維持費が安いです。
自動車税が2500CCだと年間45000円に対し、3500CCは、年間で58000円です。
V36スカイラインだと3700Cがあり、年間で66500円になります。
2500CCと3500CCの年間の差額が13000円となっております。
V36スカイラインの場合、3700CCなので差額が21500円となります。
実燃費も乗り方によりますが、基本的に3500CCのほうが燃費が悪いです。
車種にはよりますが、だいたい実燃費で1km~2km程度は、変わってくると思います。
また、トヨタのクラウンやマークXの2500CCは、ハイオク仕様ではなくレギュラー仕様なので、その分維持費を安くできます。
V型6気筒2500CCのメリット3つ目=V型6気筒2500CCエンジンは今しか乗れない事
現行の高級セダンのエンジンを見ればわかりますが、V型6気筒2500CCを搭載している車種がほとんどなくなっています。
現行車だと、日産のY51型フーガの250GTぐらいしか思い浮かびません。
ほどんどの高級セダンは、直列4気筒の2000CCダウンサイジングターボや2500CCの直列4気筒ハイブリッドエンジンに置き換えられています。
V型6気筒3500CCも純粋なガソリンエンジン車は、かなり希少になりつつあります。
しかし3500CCは、ハイブリッドも含めると現行車でも結構あります。
スカイラインやフーガ、クラウン、レジェンド、レクサスISやGSに搭載されています。
2500CCは、3500CCよりも車種によってエンジンが軽く、コーナリングなどで頭の入りがよく、コーナリングを楽しめます。
V型6気筒2500CCのメリットはこんなところで、続いてV型6気筒3500CCのメリットを話していきます。
V型6気筒3500CCのメリット1つ目=パワーとトルクが凄すぎる事
2500CCより排気量が1000CC多く、ほとんどの車種で100馬力以上、トルクも10kg-m以上、2500CCと差があります。
高速の合流などでアクセルを全快にしたときの加速は、シートに体が押さえつけられるような猛烈な加速をします。
市街地では、トルクが太く、少しアクセルを踏んでやれば、簡単に加速します。
300馬力オーバーの大排気量エンジンは、非常にパワーがあり、その辺のスポーツカーにも負けない走りができます。
200系クラウンがスポーツカーを抑えて勝利した、レースも話題になっておりましたね。
V型6気筒3500CCのメリット2つ目=中古価格が2500CCと変わらない事
車種によっては、変わってくる車もあるかもしれませんが、トヨタや日産の高級車の中古価格を見てみると、特に排気量による価格差がないような印象です。
新車価格では、車種によっては100万円以上差がつくものの、税金や維持費の問題で価格が下落し、中古車としては、かなりお買い得な価格となっています。
また2500CCにはない、3500CCだけに用意された最上級グレードも存在し、2500CCの下位グレードと同じ価格で購入できる場合も多いです。
例えば、V36スカイラインでいえば、3500CCだけにある、タイプSPというスポーツ仕様と高級仕様を合わせたグレードがあり、2500CCのベースグレードと同じぐらいの中古価格で販売されています。
V型6気筒3500CCのメリット3つ目=2500CCと維持費があまり変わらない事
2500CCと同じ維持費とは言えませんが、これだけのパワーとトルクがあるという事を考えると、それほど維持費に差がないということが言えます。
2500CCのメリットでも話しましたが、2500CCの自動車税が45000円に対し、3500CCは58000円で、年間で13000円の差があります。
この13000円を、どう感じるかにもよりますが、年間13000円程度なので、私は、ほとんど気にする程の価格ではないと思っております。
また燃費も3500CCは、パワー、トルクともに過剰にあるため、街中でアクセルを少し踏むだけで加速するので、2500CCと比べそれほど実燃費に差がないと言われております。
高速や信号の少ない田舎道を走っていると、カタログ燃費を大幅に超えることもあります。
ただし、アイドリング時間が長かったり、渋滞が多い、都心部ばかりの走行だと、やはり大排気量なので燃費が悪くなります。
以上、V型6気筒2500CCと3500CCのそれぞれのメリット、デメリットについてでした。
2500CCに乗ってる私がお勧めするのもへんですが、2500CCと3500CCで迷っている人には、是非3500CCをお勧めいたします。
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