スバルの強みと弱みを語ります。(トヨタ1強時代をどう戦い抜くのか?)

自動車関連

今回の記事では、トヨタ自動車1強時代にスバルがやるべきことや、どのようにして今後ユーザーを増やしていくのかについて語っていこうと思います。

スバルの強みは、安全で安心できる走行性能&車造りを重視しているところです。

2020年以降、ブランド力のあるトヨタ自動車に勝つためには、トヨタを真似た平均的な車造りよりが、何か1つ尖った部分があるメーカーの方が、今後多くの新規ユーザーを獲得できる可能性があると私は思っております。

スバルは、尖った部分や他社が取り入れていない独自のものを採用しているので、2020年以降期待できる自動車メーカーである。

一方、よろしくない点もありますので、そちらも語っていきます。

スバルは、まず既存のユーザーを他社へ流出させない事を第一に考え、少しずつでも新規ユーザーを増やしていくことを目標にしていけばシェアを拡大できると思います。

それでは、今後シェアを増やすためにスバルの強みを数点語っていきます。

YouTube動画で見たい人は、下記リンクよりご視聴よろしくお願いいたします。

スバル車の強みと弱点について! レヴォーグ インプレッサ レガシィ フォレスター SUBARU

スバルの強み①=水平対向エンジンの採用

スバル以外のメーカーは、直列エンジンV型エンジンがメインであり、水平対向エンジンを採用している国内メーカーは、スバルぐらいです。

水平対向エンジンは、シリンダーが水平に配置されていて、全高が低く、全幅が広くなっているので低重心となり、走行安定性が他のエンジンよりも高くなっています。

またエンジンの振動が少なく、エンジンが低い所にあるので正面衝突した時などエンジンが下にもぐりこむので安全性が他のエンジンより高いと言えます。

スバルの強み②=ハイパワーターボエンジンを採用

2020年現在は、10年前と比較してターボエンジンを採用する自動車メーカーが増えてきました。

そのほとんどがダウンサイジングターボエンジンであり、太いトルクと程々のパワーに抑えたエンジンです。

他社の300馬力超えのハイパワーエンジンは、3500CC以上の大排気量エンジンが主流です。

ハイパワーターボエンジンは、大排気量エンジンと比べ、排気量が小さいので、低燃費であり、回転数の上昇とともにターボらしいシートに体が抑えつけられるような加速を味わえます。

現行のスバルのハイパワーエンジンには、WRXSTIのEJ20という長年にわたって活躍したエンジンがあります。

そのスペックを見ていきましょう。

スバルWRXSTI

排気量:1994CC

最高出力:308ps/6400rpm

最大トルク:43.0kg-m/4400rpm

車両本体価格:4521000円~

スバルWRXS4

排気量:1998CC

最大トルク:300ps/5600rpm

最大トルク:40.8kg-m/2000-4800rpm

車両本体価格:3369600円~

かなりのハイスペックエンジンです!このエンジンの他に、WRXS4レヴォーグに搭載されているFA20エンジンがあります。(上右図)

FA20エンジンは、EJ20エンジンと比べて低回転域でのトルクが太いエンジンです。

高回転まで回らないエンジンですが、300馬力あるので、かなりのハイパワーエンジンです。

スバルの強み③=シンメトリカルAWDを採用

シンメトリカルAWDとは、左右対称の4WDという意味です。

シンメトリカルAWDは、重量配分を4輪のタイヤにバランスよく荷重をかける事により走行の安定性を確保できる方式です。

世界で販売しているスバル車の9割5分以上がAWDを採用しており、AWDの技術はスバルの最大の強みです。

これからもAWDにこだわった車をつくっていってほしいです。

スバルの強み④=SGPの採用

SGPとは、スバルグローバルプラットホームといい、現在までのスバルがつちかってきた技術や知見をいかしたプラットホームです。

トヨタでいえば、TNGAプラットホームと同じで、シャーシの剛性向上と低重心化による走行性能向上を目的としたプラットホームです。

最初にSGPが採用された車が、現行のインプレッサであり、新型レヴォーグにも採用される予定です。

このプラットホームをあらゆる車種に搭載することによって開発コストの削減にもつながります。

スバルの強み⑤=運転支援システムアイサイトの採用

これは、みなさんご存じだと思いますが、2008年に登場しぶつからない先行車についていくレーンからはみださないなどの安全な運転支援システムの事をいいます。

スバルは、アイサイト登場により新規ユーザーを多く獲得しているので、今のスバルになくてはならない運転支援システムです。

スバルの強みを5点ほどあげましたが、他にも年次改良を毎年行ったり1台あたりの利益率もトヨタを抜いて1位となっています。

続いて2020年以降スバル車が新規ユーザーを獲得するためにするべき改善点を語ります。

スバルの改善点①=CVTばかり採用している事

スバルのCVTは、こだわりがありダイレクト感のあるCVTを採用しています。(スポーツリニアトロニックなど)

しかしトルコンATと比べると、ダイレクト感が薄く、運転の楽しさがありません。

トヨタは、8速ATを採用しているためCVTにこだわっておらず、スバルはトルコンATやDCTの開発を今後進めていくべきだと思います。

スバルの改善点②=コンパクトカークラスがない事

コンパクトカークラスに近いといえば、インプレッサがありますが、トヨタヤリスやホンダフィットに対抗できる車種の追加が必要になると思います。

スバルの得意分野であるAWDをいかした1500CCぐらいのガソリンエンジンハイブリッドエンジンの2種類を開発し販売してもらいたいと思いました。

スバルの改善点③=デザインがいまいちな所

トヨタ車と比べ万人受けするデザインというよりは、スポーツカーよりのデザインをしています。

個性があっていいとは、思いますが、これから新規ユーザーを増やしていくには、デザインも重視していかなくてはなりません。

現行インプレッサあたりから内装の質感は、かなりよくなってきたので、スバルの今後に期待していきたいです。

スバルの改善点④=高級車セダンがない事

基本的に高級車は、ネームバリューと歴史で売れるので、いまさら追加しても無駄だと思います。

しかしスバルは過去に水平対向6気筒エンジンを搭載したレガシィを販売していました。

3000CC の水平対向6気筒エンジンを搭載したレガシィを復活させてほしいと個人的には思っております。

スバルの改善点⑤=エンジン音がいまいちであること

スバル車の全車種とはいいませんが、基本的に水平対向4気筒エンジンは、静粛性はよくなりましたがエンジンを回した時の音は、少し残念な音がするので、もう少しエンジン音をよくしてほしいと思いました。

スポーツ色の強い車種が多いので、エンジン音にはこだわってほしいところです。

スバル車の改善点を5点程お話いたしましたが、他にもミニバンがラインナップされなかったり後輪駆動車がなかったり(BRZのみ)と改善点はあります。

以上がスバル車の強みと改善点、そして2020年以降シェアを伸ばしていくための私の考えについてでした。

YouTube&関連動画紹介

当ブログの他にもYouTubeで動画を400本程投稿しております。

よければご視聴宜しくお願い致します。

スバル関連の動画(スバルインプレッサ試乗)

【SUBARU IMPRESSA】スバルインプレッサスポーツ走行・試乗インプレッション編。

それでは、また次の記事でお会い致しましょう。

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